第2次マクドナルド労働党内閣


 マクドナルド(ジェームズ=ラムゼー=) MacDonald ( James Ramsay )(英語)

 …「ドナルド(「世界支配」)の息子」(「ヤハウェは護りたまう」または「かかとをつ

  かんだ者」「雄羊のいる島や岸」?)。

  cf. ドナルドは、古いゲール(ゲーリック)語(インド=ヨーロッパ語族のケルト語派

  に属するアイルランド、スコットランド、マン島の諸語の総称。 Gaelic )名ドーナ

  ル Domhnall が英語化したもので、 domh 「支配」と nall 「世界」からなる。

   Mac- は Mc- と同じく「~の息子」を意味し、スコットランドやアイルランドとい

  ったケルト系の姓に付く人名接頭語。

   名前のジェームズは、ラテン語のヤコブス Jacobus が口語的に変化した Jacomus

  が、古フランス語でジャムス James となり、12世紀頃にイングランドでも使われる

  ようになったもの。

   なおヤコブは、「ヤハウェは護りたまう」または「かかとをつかんだ者」の意味で、

  前者は素直な解釈で、後者は Ya’aqobh (アケブ ’aqobh は「踵」)と綴り、『旧約

  聖書』「創世記」第25章にある「双子の弟が兄(エサウ)の踵(かかと)をつかんで

  生まれてきたので、このように名付けた」との記述にもとづく見方。また、後者には

  「兄を出し抜いて、弟がその長子相続権を横取りした」というニュアンスもある。ち

  なみに、ヤコブの変形にアキバ Akiba やユウキ Yuki という名前もある。

   また、英語の人名にジェイコブ Jacob とジェームズがあるが、前者は『旧約聖書』

  中のイサクの息子ヤコブを、後者は『新約聖書』に登場する十二使徒の二人のヤコブ

  (大ヤコブと小ヤコブ)を英訳したもの。ジムやジミーはその愛称。

   名前のラムゼーは、 ram 「雄羊」と ey 「島。岸」から?